2026年12月 iDeCo改正のポイント総まとめ

上限・年齢・控除の3つの変更点を整理

2026-04-27

2026年12月にiDeCoが大きく変わる

2026年12月から、iDeCoの制度が大幅に改正されます。 主な変更点は3つです。

この記事では、3つの変更点をシミュレーター準拠の最新ルールで整理します。

改正①: 合算上限の刷新

iDeCo・企業型DC・確定給付型DB・共済掛金・国民年金基金などを 合算した上限が職業別に明確化されました。

職業 合算上限(月額) 差し引かれる項目
会社員(企業年金あり) 62,000円 企業型DC・DBの掛金相当額
会社員(企業年金なし) 62,000円
公務員 62,000円 共済掛金相当額
自営業 75,000円 国民年金基金・付加保険料
専業主婦 23,000円

※「DC・DB」とは企業型確定拠出年金・確定給付企業年金の略です。 会社が加入している場合、その掛金相当額がiDeCoの上限から差し引かれます。

改正②: 加入可能年齢の延長

20歳〜69歳まで加入可能に

改正前は60〜65歳が上限でしたが、改正後は69歳まで加入可能になります。 ただし国民年金被保険者であることが条件のため、 自営業の方は60歳以降は任意加入の手続きが必要です。

これによるメリット

50代から始めても最大19年間の積立が可能になり、 運用期間と節税期間の両方を確保できます。

50代からの活用は 50代からでも遅くない?iDeCoの損益分岐点 をご覧ください。

改正③: 受取開始年齢の延長

60歳〜75歳の間で受取開始時期を選べる

改正前は60〜70歳の間で受取開始時期を決める必要がありましたが、 改正後は75歳まで延長されます。 受取開始を遅らせる間も運用は継続できるため、 資産形成期間を実質的に長く取れるようになりました。

受取方法は3種類から選択

どの受取方法が最も手取り額が多いかは、退職金の有無・公的年金額・他の所得などで変わります。 本シミュレーターで最適な受取方法を計算できます。

退職所得控除の重複排除ルール(既存制度)

改正と直接関係はありませんが、退職金とiDeCoの両方を受け取る方は 5年ルール・19年ルールを理解しておくべきです。

詳細は 退職金とiDeCoの受取タイミング をご覧ください。

職業別: 改正の影響まとめ

会社員

合算上限の刷新により、企業型DCがある方は実質の上限が下がるケースがあります。 一方で加入年齢69歳までの延長で、長く積立を続けられるメリットもあります。

公務員

共済掛金相当額が合算上限から差し引かれるため、 実際の掛金上限は62,000円より低くなります。 正確な上限額は給与明細または人事部門で確認できます。

公務員の活用方法は 公務員のiDeCo活用術 をご覧ください。

自営業

合算上限75,000円は変わらず、国民年金基金・付加保険料との合算が明確化されました。 高い節税効果を活かしやすい職業です。

専業主婦

上限23,000円は変わらず。所得控除による節税メリットは小さいですが、 運用益の非課税効果は他の人と同様に享受できます。 掛金を配偶者の所得控除にすることはできません(本人のみ)。

注意点

実際にシミュレーションしてみましょう

あなたの年齢・職業・年収を入力するだけで、最適な受取方法と節税額がわかります。

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